不適切な行動をなくそうと消去の手続きを使っても、簡単には消去できないことも多い。
そのことも知っておかなければならない。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で208回目となる。
【引用はじめ】
消去は、最終的には対象となる行動を減少させる。
しかし、その過程は一直線ではない。
消去の手続きを開始した直後に、行動の頻度と強度がかえって一時的に爆発的に増加することも少なくない。
周囲が今まで見たこともない激しさでネガティブなことを言い連ねたりする。
これをバーストという。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.73、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
消去する過程で、相手が不適切な行動を爆発させることがある。
このことで、びっくりしてしまって元通りのことを周囲が行えば元の木阿弥である。
こうしたことがあってもひるむことなく、消去の手続きを継続することが大事だ。
お互い我慢比べということである。
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