自動販売機にコインを入れて、品物が出てこなかったらどうするか。
ボタンを何回も押す。
自動販売機たたいたりするだろう。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で209回目となる。
【引用はじめ】
壊れている自動販売機にコインを入れてボタンを押しても、ビールは出てこない。
消去だ。
しかしビールが買えないからと言って、すぐに立ち去るお人好しはいない。
まず、もう一度押してみる。
それでもだめなら、少し強く推す。
それでもだめなら、たたく。
蹴とばす。
バーストだ。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.73、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
自動販売機にコインを入れてボタン押せば、自分が求めようとするビールが出てくると思う。
ところが、出てこない。
そうなると、ボタンを繰り返し押してみる。
それでも、出ない。ふざけるなとの思いでそれでもボタン押しを続ける。それでも出てこない。
いちかばちか、がんがんたたく。出てこない。
故障ということが分かる。ここで、諦める人もいるだろう。たかが、数百円程度だ。
しかし、諦めきれない人は販売会社に電話してなんとかしろと抗議するに違いない。
人はこうした消去には怒りといったバースト感情が起こるのだ。
消去の手続きにはバーストも起こることを知っておくべきだ。
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