「組織文化」はどのように作られるか。それをABC分析するとどうなるか。まずは「保守的文化」はどのように作られるか。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第64回目である。
【引用はじめ】
組織文化のつくられ方(保守的な文化)
先行条件(A)= 「偉い人が集まる会議で」 ⇒ 行動(B)= 「突拍子もないアイデアを言うと」
⇒ 結果(C)= 「白い目でで見られる」
先行条件(A)= 「前例がないときに」 ⇒ 行動(B)= 「試しにやってみると」
⇒ 結果(C)= 「たしなめられる」
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.86
【引用おわり】
組織内で、突拍子もないアイデアを言ったり、前例のないことをやったりすると、白い目で見られたり、たしなめられたりする。そうすると、突拍子もないアイデアを言うこともなくなり、前例のないこともしなくなる。結局、新しいことをやらない保守的な組織に終始することになる。新しいことに対しては、弱化や消去が使われる。今までどおりで良いという組織文化が続くことになる。
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