2021年3月30日火曜日

行動分析学マネジメントの基本

 部下が覇気がなくて困っている。それをどうすれば変えることができるか。

 そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第82回目である。

【引用はじめ】

 行動分析学マネジメントの基本

  1. 問題を行動的に解釈する
  2. 現在の行動の原因となっている強化や消去や弱化を明らかにする
  3. 行動を変えるための新しい強化/消去/弱化を計画し実行する 

舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.113

【引用終わり】

 部下が覇気がないといった状態的な見方で終始するのでなく、覇気がないことを「挨拶しない」「仕事が遅い」などの行動的に解釈すると問題が明確になる。

 そして、その行動の原因は、職場において強化・消去・弱化のいずれかかを明らかにするのである。部下が挨拶しても、上司が挨拶を返さない結果が「挨拶しない」ということになっていたかもしれない。

 そうであれば、部下の挨拶に対して、上司も挨拶することで覇気のある挨拶をするようになるのだ。

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