行動に関して、どのように分析するのか。その分析方法を定式化したのがABC分析である。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第61回目である。
【引用はじめ】
「どういう場で、何をすると、どのような結果が起こるか」という観点から行動を分析することを、ABC分析という。
Aとは「アンティシデント(Antecedent)」の頭文字で、日本語では「先行条件」と訳される。行動に先立つ条件、つまり「◯◯場合は」ということを意味する。Bは「ビヘィビァ(Behavior)」すなわち行動、Cは「コンセクエンス(Consequence)」すなわち結果である。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.84
【引用おわり】
ABC分析することで、どう行動したか、明確に分かりやすくすることができる。そのことによって、行動をどのように変えるべきかも見通しがたつようになる。今やっている行動の深い理解につながるのである。
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