部下が上司に対して、適切な挨拶をしない理由はなぜだろうか、それを行動的に分析してみる。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第83回目である。
【引用はじめ】
挨拶をしない理由
先行条件(A)上司を見かけたとき
⇒ 行動(B)挨拶する
⇒ 結果(C)1 無視される(消去)
⇒ 結果(C)2 ジロリと睨まれる(弱化)
⇒ 結果(C)3 仕事について追及される(弱化)
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.115
【引用終わり】
上司は部下が自分に対して挨拶するのは当たり前と考えている。そのため、部下が挨拶してもぞんざいな対応をする。それが繰り返されれば、部下も上司に対してきちっと挨拶しなくなって、上司とは目も合わせたくなるなんてこともある。
部下の挨拶の直後の上司の対応が強化を伴わず、無視・睨むなど消去や弱化される結果によるものだ。
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