2021年3月23日火曜日

ルール支配行動

 人間は他の生物にはない特徴がある。それが明日のために生きることができるということだ。ルールによって行動ができることである。

 そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第76回目である。

【引用はじめ】

 あらゆる生き物の中で、人間だけが明日のために今日を生きることができる。では、なぜ人間だけがそれをできるのだろう? そこには、ルール支配行動というものがある。

 たとえば働く人が仕事をがんばるのは、その直後に得られる達成感や相手の笑顔に加え、当然ながら有形無形の報酬への期待がある。目標を上回る業績を上げれば賞与が増えるとか、昇給するとか、昇進・昇格するとかいったことである。このように、「〇〇すると▢▢が起きる」という、行動と結果のセットである決まりごとを行動分析学ではルールという。  

舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.102~p.103

【引用終わり】

 目標が150%達成したら、ボーナスが2倍出るなどのルールが提示されると、それが達成できるように頑張る。これがルール支配行動と呼ばれるものである。ルールが明確であればあるほど、すごく頑張る。

 

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