2021年3月22日月曜日

トークンは感謝や称賛の見える化

 トークン(しるし、象徴)によって、相手に感謝や称賛の気持ちを示すことはとても効果的だ。相手の頑張りに対して花束を贈って、その頑張りを形として示すのである。

 そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第75回目である。

【引用はじめ】

 トークンは、感謝や称賛といった見えないものを「見える化」できる特長がある。物自体に心を込めて、相手に届けることができる。だから、「ありがとう」という一言とともに花を渡すことは、無形の言葉だけのときに比べ、有形のものも加わっている点で、相手に与える心理的効果がより大きくなる。

舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.100~p.101

【引用終わり】

 スポーツ大会などでは、成績優秀者に対して、メタルやトロフィーなどが授与される。メタルなどはよく頑張ったという証である。こうしたトークンが私たちを励まし、次への頑張りを促す強化となるのだ。 

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