自分自身にとって、望ましい行動を強化することを自己強化という。自己強化の機会を増やすには「目標を持つこと」だ。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第72回目である。
【引用はじめ】
自己強化 ◯自分自身の望ましい行動を強化する
(直前)自分への称賛なし ⇒(行動)やるべきことをやる ⇒(直後)自分への称賛あり
(直前)快感なし ⇒(行動)目標を達成する ⇒(直後)快感あり
自分が良いことをしたら、本気で自分を称え、遠慮なく喜びに浸る。これを身につけると、自分自身が変わってゆくことを実感できるはずだ。
また、こうした自己強化ができる機会を増やすためには、目標持つことが有効となる。目標を持てば、それが達成できたときに自分を強化することができるからである。
「目標を持つことが大事だ」と言われるが、それは行動分析学的に言えば、自己強化の機会となるからだ。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.94~p.96
【引用終わり】
自分の掲げた目標がうまくいったら直ちに良かったと認める。それが自己強化だ。
自己強化の機会を増やすことで、自らの望ましい行動を増やしていくのである。自己強化によって、自己変革につなげる可能性も高まる。
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