行動を変えるには、行動の直後の結果を変えるだけでなく、行動そのもの変えることも必要である。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第67回目である。
【引用はじめ】
代替行動を強化する
「今までは」
先行条件(A)= 「新しいアイデアに対して」 ⇒ 行動(B)= 「できない理由を述べる」
⇒ 結果(C)= 「周囲が感心する」
「これからは」
先行条件(A)= 「新しいアイデアに対して」 ⇒ 行動(B)= 「できる方法を述べる」
⇒ 結果(C)= 「周囲が感心する」
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.91
【引用おわり】
ABC分析において、Cの結果の部分を強化したり、弱化したり、消去することに着目するだけでなく、Bの行動を変えるやり方だってある。
Aの先行条件とCの結果が変わらなくても、Bの行動を変えることで行動は変わるのは当然である。
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