ルールがハッキリしているかどうかが、行動への影響を左右する。業績の程度によって、賞与額が決まったりすると頑張り方も違ってくる。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第77回目である。
【引用はじめ】
ルールには、明文化されたものも、慣習的なものも(見えないルール)あるが、内容が明確で、適用されることが確実なものほど行動に与える影響は大きい。
たとえば業績をあげたら賞与が増えるということも、どれだけの業績をあげたらいくらの賞与がもらえるのかといった明確で具体的なガイドラインが示されているほうが、ただ何となく「がんばれば、賞与がそれなりに増えるかもしれない」といった漠然たる期待を抱かせるより働く人を鼓舞することができる。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.102~p.103
【引用終わり】
ルールが明文化されたりしておくと、それに沿った行動がやりやすくなる。ルールどおりに行動することによって、強化されることになるからだ。より良いルールの設定は、より良い行動を生み出す。
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