行動をABC分析すると、弱化しているのか、消去しているのか、強化しているのかというのがよくわかる。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第62回目である。
【引用はじめ】
A(先行条件): 偉い人が集まる会議で
B(行動): 突拍子もないアイデアを言うと
C(結果): 白い目で見られる
というもの(弱化)と、
A(先行条件): 偉い人が集まる会議で
B(行動): 突拍子もないアイデアを言うと
C(結果): 無視される
というもの(消去)と、
A(先行条件): 偉い人が集まる会議で
B(行動): 突拍子もないアイデアを言うと
C(結果): 面白がられる/称賛される
というもの(強化)があるということになる。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.84~p.85
【引用おわり】
私たちにとってのさまざまな行動において、A(Antecedent)=先行条件、B(Behavior)=行動、C(Consequence)=結果、がどうなっているかを明らかにすることによって、どのように行動が変化するかが予想できる。行動が減少するのか、なくなるのか、増えるのかということだ。
それが弱化、消去、強化ということである。
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