2021年3月9日火曜日

弱化・消去・強化をABC分析する

 行動をABC分析すると、弱化しているのか、消去しているのか、強化しているのかというのがよくわかる。

 そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第62回目である。

【引用はじめ】

 A(先行条件):  偉い人が集まる会議で

 B(行動): 突拍子もないアイデアを言うと

 C(結果): 白い目で見られる

 というもの(弱化)と、

 A(先行条件):  偉い人が集まる会議で

 B(行動): 突拍子もないアイデアを言うと

 C(結果): 無視される

 というもの(消去)と、

 A(先行条件):  偉い人が集まる会議で

 B(行動): 突拍子もないアイデアを言うと

 C(結果): 面白がられる/称賛される

 というもの(強化)があるということになる。

舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.84~p.85

【引用おわり】

 私たちにとってのさまざまな行動において、A(Antecedent)=先行条件、B(Behavior)=行動、C(Consequence)=結果、がどうなっているかを明らかにすることによって、どのように行動が変化するかが予想できる。行動が減少するのか、なくなるのか、増えるのかということだ。

 それが弱化、消去、強化ということである。 

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