2021年4月21日水曜日

働き甲斐を持てない職場とは

 仕事に対して、働き甲斐がないというのはどういうことか。それをまず明確にしておくことである。

 そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第104回目である。

【引用はじめ】

 働き甲斐を持てない職場とはどういう状況か。

  • 成果があがらない(消去)
  • 充実感が得られない(消去)
  • 成長感が得られない(消去)
  • 自分や会社が成功する気がしない(消去)
  • お客様からクレームをつけられる(弱化)

 という消去と弱化ばかりがあるために、がんばって働かなくてはと頭では思いつつも、体や心のほうがいうことをきかないという状態になっています。

 そこで、これらの消去や弱化とを、できるだけ強化に転じるような策を講じたい。

舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.152

【引用終わり】

 働き甲斐がない職場においては、働くことに対して強化されないことが問題なのである。

 働いても成果があがらず消去や弱化になってしまう。

 それをどう逆転させるか。働くことが強化されるようにしたいのだ。

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