仕事に対して、働き甲斐がないというのはどういうことか。それをまず明確にしておくことである。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第104回目である。
【引用はじめ】
働き甲斐を持てない職場とはどういう状況か。
- 成果があがらない(消去)
- 充実感が得られない(消去)
- 成長感が得られない(消去)
- 自分や会社が成功する気がしない(消去)
- お客様からクレームをつけられる(弱化)
という消去と弱化ばかりがあるために、がんばって働かなくてはと頭では思いつつも、体や心のほうがいうことをきかないという状態になっています。
そこで、これらの消去や弱化とを、できるだけ強化に転じるような策を講じたい。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.152
【引用終わり】
働き甲斐がない職場においては、働くことに対して強化されないことが問題なのである。
働いても成果があがらず消去や弱化になってしまう。
それをどう逆転させるか。働くことが強化されるようにしたいのだ。
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