新製品の開発がうまくいくようにするには、課題分析によってその途中経過の努力が報われるようにするといい。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第108回目である。
【引用はじめ】
普通の会社では、新製品開発に課題分析ごとに強化するなどまずやりません。特許取得も試作品の完成も、できて当たり前といわんばかりの扱われ方をします。
ですがそれでは、努力が報われる瞬間というのが、売り上げが立つまで訪れないことになります。しかも、新製品が売れるかどうかなど率直に言って神のみぞ知るですから、「当たる」か「はずれる」かは、誰にもわかりません。
そして、「当たり」が出れば報われますが、「はずれ」が出たら報われないで終わります。しかし、それではまるで博打です。
仕事は博打ではありません。ですから、仕事への報いを博打と同じにしてはいけません。努力したら努力しただけ必ず報われる仕組みを持たなければいけません。そうするからこそ、人は努力を重ねようとするのです。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.155
【引用終わり】
新製品が開発されて売り上げがうまくいくまでには、いろんな困難がつきまとう。
新製品が売り出されるまでのプロセスを課題分析して、個々の課題の成功を強化して進めることが大事だ。こうしたやり方は困難を克服しやすくし、新製品を生み出しやすくする。
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