職場において、職員同士の協力がうまくいかないのはどうしてか。職場内で協力することに対して、強化されず、弱化や消去されているからである。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第101回目である。
【引用はじめ】
みんながお互いに協力し合わないということについて分析しましょう。
「協力する」という行動が消去または弱化されているわけです。具体的にはどのようなことが起きているのか。
- 協力すると、自分の仕事(残業)が増える(弱化)
- 協力すると、自分の目標が達成できなくなる(弱化)
- 協力しても、会社には認められない(消去)
このうち1番目と2番目は、会社が原因をつくってしまったという背景ががある。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.146
【引用終わり】
なぜ協力関係がうまくいかないのか。
協力すると残業が増えたり、目標が達成できなくなったりするからだ。協力することで、弱化されてしまう。これでは、互いに協力しなくなる。
お互いに協力すれば仕事がはかどり仕事の質が高まるよう強化されるようにすれば良いのだが。
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