お気に入りの部下に上司が挨拶を笑顔で「ご苦労さま」のねぎらいの言葉とともに返してくれる。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第84回目である。
【引用はじめ】
お気に入りの部下が「おはようございます」と挨拶すると、上司は「おはよう」と返事をします。しかも自然と笑顔になっています。返事があることも、笑顔を向けられることも、部下にとっては強化にあたります。しかも、お気に入りの部下のときには、「いつもご苦労さま」という、ねぎらいの言葉つきです。これも強化です。
上司の「お気に入り」の部下の場合
先行条件(A)上司を見かけたとき
⇒行動(B)挨拶する
⇒結果(C)1 返事をしてもらえる(強化)
⇒結果(C)2 笑顔で見てもらえる(強化)
⇒結果(C)3 「ご苦労さま」とねぎらわれる(強化)
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.115~p.116
【引用終わり】
部下の挨拶に対して、上司も適切な反応があれば、部下の挨拶は強化される。そうなると、いつもきちっと挨拶が返ってきて互いにいい関係を保てるようになる。部下にしても、覇気ある元気のいい部下として上司からみなされる可能性は高くなる。
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