覇気がないと言われている部下が挨拶しない。部下が挨拶するようにするにはどうするか。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第88回目である。
【引用はじめ】
部下が挨拶しないのは、
- 挨拶しても、返事がなく無視される
- 挨拶をすると、相手にジロリと睨まれる
- 挨拶をすると、仕事について追及される
そこでまずは、上司から率先して、
- 部下が挨拶したら、必ず挨拶を返す
- 部下が挨拶したら、笑顔で頷いてあげる
- 部下が挨拶したら、「ご苦労さま」などねぎらいの言葉をかけ、その場では部下の仕事を追求しない
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.122
【引用終わり】
部下が挨拶しないのは、上司によって無視されたり、睨んだり、追求されたりといった消去や弱化が部下の挨拶の直後に伴うからである。そこで、部下の挨拶の直後に、上司は挨拶を返し、笑顔で頷き、ねぎらいの言葉をかける。部下の挨拶の直後に上司の行動によって強化するのである。そうすれば、部下は挨拶するようになるのだ。
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