笑顔の練習などというと馬鹿にしてないでしょうか。笑顔なんていつでも簡単にできると考えがちです。相手を思いやることを考えたら、笑顔というものはとても大事なのです。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第89回目である。
【引用はじめ】
皆さんは、笑顔の練習ということをしているでしょうか。挨拶を返すとか、ねぎらいの言葉をかけるといった言語的行動は、自分の声が自分にも聞こえる(フィードバックがある)ので、きちんとできているかどうかは自分自身でも分かります。
しかし笑顔については、自分の顔の表情が今どのようになっているかは自分自身では分からないことが多いので、ここぞというときに良い笑顔ができるとは限りません。
「笑顔は誰のためにするのか?」笑顔は自然に任せればよいという人は、笑顔というものを自分視点で、自分のためにするものと思っていないでしょうか。相手のために、相手を喜ばせてあげたいためにする、という視点が欠けてはいないでしょうか。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.122~p.123
【引用終わり】
相手から好感を持てるようにする。それには、笑顔で接することがとても大事だと多くの人は思っているはずです。笑顔なんて別に練習も必要ない。自然にできると思っている。しかし、適切な笑顔は意外と難しい。そのためには、笑顔の練習なんて馬鹿にせず、鏡の前でやってみることだ。
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