スポーツは、ルールが明確だからおもしろい。ルールに則ってうまく得点したり、反則があったら減点になったりして勝負が決まる。そうだからこそ、選手もルールを守って動き、うまく動き回って得点を重ねる選手に対しては、観衆も盛り上がって応援する。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第336回目となる。
【引用はじめ】
- ルールの明確さが人の動きにどう影響を与えるかは、スポーツで考えれてみればすぐ分かる。
- もしも競技のルールが不明確で、何をすれば得点になるのか、何をするとペナルティをくらうのかを知らない人が試合に放り込まれたとしたら、その人はどう振る舞うだろう。
- きっと、生き生きと動くどころか呆然、悄然と立ち尽くしてしまうのではないだろうか。
- それは、その人の運動能力が低いために立ちすくんでいるのではない。
- ルールが分からないから、動けないでいるのだ。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.104
【引用おわり】
ルールが明確であれば、組織運営もやりやすい。職員はそれに則った活動がしやすい。そのルールが守れないとなれば、その問題を指摘し、活動の修正もしやすくなる。職員も自らを省みて、ルールどおりにやってないことを理解することが容易である。
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