スポーツには明確なルールがある。そのルールに従って、選手たちは努力する。ルールが明確なので、うまくいってもいかなくても、納得がいく。ところが、職場ではルールが不明確で努力のしがいがないなんてことがよくある。こんなに頑張っているのに、昇進も昇格もないと不満もいいたくなる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第337回目となる。
【引用はじめ】
- スポーツで考えれば、ルールの重要性はすぐ分かるのに、職場ではルールが不明確であいまいのままにしがちである。
- ルールを明確にしないまま、ただかんばれと発破をかけるだけに終始してはいないか。
- これからは、本人の能力を高めるだけでは実は足らない。
- 働くルールの明確化がなければ、迷いの中で立ちすくむ人を増やすだけになる。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.104~p.105
【引用おわり】
職場において、頑張っていることが明確に評価できるようルールがあるとないとでは、働く意欲に大きく影響する。意外とそうしたことが意識されてない職場が多い。頑張りを明確に評価してくれる職場だと活気がみなぎる。職場におけるそうしたルールを明確に提示することは重要なのだ。
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