目標設定において、大事なことは「目標が達成できる」ぐらいにすることである。「目標が達成できない」となったら、結局はあきらめてしまう。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第327回目となる。
【引用はじめ】
- 目標は、あればよいというものではない。
- ほんとうに大切なのは、「目標を達成する」という行動ができることである。
- 目標があっても達成できなければ、自己強化ができないからだ。
- 目標を立てて努力しても結果が悪ければ、それを繰り返しているうちに、人は努力する意欲自体を失ってしまう。
- 行動分析学的に表現すれば、努力するという行動が消去または弱化されてしまう。
- ピークを過ぎて結果が出せなくなったアスリートが引退を考えるのは、こうしたメカニズムによると思われる。
- だから目標設定のポイントは、がんばれば達成できるくらいのものにすることが第一である。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.97
【引用おわり】
目標を設定する場合、ある程度の努力をすれば、目標が達成できる程度にすることが重要だ。いくら、努力しても達成できない目標ではやる気を失わせてしまう。難しすぎるものであっては、努力することそのものが消去されたり弱化されたりする。努力が続けられる効果的な目標を設定する必要がある。
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