強化の機会をいっぱい設けて、より良い行動増やす。そのためには、トークンなどを有効に活用するのがいい。トークンとは、強化を代替するものである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第329回目となる。
【引用はじめ】
- 強化をすれば、人は伸びる。
- これはシンプルかつ確実な真理である。
- 問題は、いかに強化の機会を増やし、強化そのものを効果的に行うかにある。
- 小さな目標をたくさん設定せよ、というのは、強化の機会を増やす工夫の一つである。
- それとはまた別に、強化の効果を高める工夫というものもある。
- その一つがトークンだ。
- トークンは「しるし、象徴」という意味であり、何か価値あるものを象徴する代替物のことである。
- たとえばポーカーチップなどは、代表的なトークンの一つだ。
- 海外のカジノで使われるプラスチック製のポーカーチップは、それ自体に物質的価値はほとんどない。
- けれど、それが後に貨幣と交換できるから、実質的に貨幣と同じ価値を人は感じる。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.99~p.100
【引用おわり】
強化の機会を増やすために、強化の代替物として、トークンをうまく活用するといい。トークンによって、価値あるものと交換できるようにするのだ。その場合、ポーカーチップなどがよく使われる。
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