人間は今日だけのことを考えているわけでない。明日のことも考えながら行動できる。明日こうしたいから今日はこうするといったことである。次を予想するといったある種のルールが分かるからである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第333回目となる。
【引用はじめ】
- あらゆる生き物の中で、人間だけが明日のために今日を生きることができる。
- なぜ人間だけがそれをできるのだろう?
- そこにはルール支配行動というものがある。
- たとえば働く人が仕事をがんばるのは、その直後に得られる達成感や相手の笑顔に加え、当然ながら有形無形の報酬への期待がある。
- 目標を上回る業績をあげれば賞与が増えるとか、昇給するとか、昇進・昇給するとかいったことである。
- このように、「○○すると□□が起きる」という、行動と結果のセットである決まりごとを行動分析学ではルールという。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.102~p.103
【引用おわり】
こんな行動したら、結果はこうなるんじゃないかと予測するなんてことがある程度できるのが人間である。こうしたルールが明確だと、ルールに即した行動もすることになる。それによって、行動もしやすくなる。無謀な行動も少なくなる。
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