超一流のアスリートは、自己強化することがうまい。目標が成し遂げられた直後に、「自分で自分のことを褒めてあげたい」「超気持ちいい」などの言葉が自然に発せられたのは有名である。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第324回目となる。
【引用はじめ】
- アトランタ五輪の女子マラソンで銅メタルを獲得した有森裕子は、ゴールして間もないインタビューで、「自分で自分を褒めてあげたい」という名言を残した。
- また、アテネ五輪の水泳(男子平泳ぎ)で金メダルを獲得した北島康介は、ゴール直後のインタビューで、「超気持ちいい!」と叫んだが、あのときの彼の脳内には快感物質が大量に分泌されていたに違いない。
- 自分で自分を褒めることは、自己のパフォーマンスを高めたい人には必須の技術である。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.95~p.96
【引用おわり】
努力の結果に対して、素直に自己強化することによって、自らを褒めたたえる。それが一層のパフォーマンス向上につながる。逆に自己否定では、行動を委縮しがちだ。やり遂げたことには、しっかりした自己自身を称えることが大事である。
0 件のコメント:
コメントを投稿