部下は、上司に出会うと何となく気落ちしてしまう。どうしても避けたがる。そうなると、元気のない挨拶になってしまう。上司はそれにあまり気付かない。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第345回目となる。
【引用はじめ】
- 上司と部下を観察した結果をABC分析すると、次のようになります。
- 【A:先行条件】上司をみかけたときに→【B:行動】挨拶すると→【C:結果】嫌なことはあっても良いことはない
- 結果についてより具体的に言えば、挨拶をしても無視されることが良くあります。
- 無視されるということは、行動の前後でにも変わらないというですから、消去が行われていることになります。
- 上司にしてみれば、「部下が上司に挨拶するのは当たり前、それに対してなにもしてやる必要などない」と考えていました。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.113~p.114
【引用おわり】
部下の挨拶に対しては、上司はそんなの当たり前と考えている。それに元気のない挨拶だからなおさら。部下は上司への挨拶が無視され、消去されている状況なのだ。部下は上司への挨拶もしなくなってくる。
0 件のコメント:
コメントを投稿