部下の「覇気のない」行動ってなぜ起きているのだろう。どんな行動が、強化されたり、消去されたり、弱化されたりしているのか。そうしたことを分析する必要がある。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第343回目となる。
【引用はじめ】
- 部下が今はなぜ、覇気のないように振る舞っているのか。
- 人がある行動をしたりしなかったりするのは、本人が意識しているか否かは別として、必ず理由がありす。
- その理由は、強化・消去・弱化で説明できるものです。
- まずは今の行動についてどのような強化・消去・弱化が働いているのかを現状分析することが、改善策を考える前にすべきこととなります。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.112
【引用おわり】
部下が「覇気がなくて」、上司に対して「挨拶しない」。それはなぜか。上司が部下の「挨拶する」ことを、消去や弱化している可能性はないか。部下が挨拶しても、上司が無視したり、嫌な顔をすることがなかったか。明るく上司が挨拶を返すことをしてこなかったかもしれない。部下の挨拶に対して、強化してこなかったことはないか。こうした現状分析が大切である。
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