上司が部下の仕事分までやってしまったら、部下は育たない。部下の仕事は多少あぷなかっしいところがあっても、任せることが必要だ。そうしなければ、いつまでも部下の経験値は上がらないからだ。そうした内容について、島宗リーダー本による第130回目の引用である。
【引用はじめ】
自らプレイングマネージャーとして活躍する上司は、どうしても指示などが多くなりがちです。仕事ができる人ほど、部下に仕事を任せたがらない傾向にあります。部下に任せることで、仕事が遅れたり、ミスが発生したり、部下を教える手間が必要になるからです。
「自分でやってしまった方が早い」という上司の行動は、自分で仕事をすることが強化されることで、部下に任せる行動が弱化されたり、消去される職場で起こりがちです。確かに、その場そのときではチームの業績にとって望ましい選択かもしれません。
しかし、そのままでは部下は育ちません。部下に仕事を任せ、部下の行動を強化する随伴性を段階的、計画的に導入すべきです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.72~p.73 )
【引用おわり】
できすぎた上司は部下の仕事の分までやってしまう。これでは、チームとしての実力を高めることには貢献しなくなる。部下の仕事を見守り、問題があったときだけ支援するようにすることだ。部下を信じて仕事を任せることである。こうした随伴性によって、部下を育て組織の連帯をより強めることである。
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