問題をしっかり把握せず、思い込みでやってしまう。その結果、うまくいかない。よくある話だ。そうした内容について、島宗リーダー本による第143回目の引用である。
【引用はじめ】
行動問題の原因を推定せずに、思いついた解決策を介入としてすぐに始めてしまう過ちを、解決策飛びつきの罠と呼びます。
クリニックにおいて、採血検査で患者の取り違いが起きた事例では、ダブルチェックと社会的承認を用いた正の強化という2つの解決策に飛びついたが、問題は解決しませんでした。
ダブルチェックもヒューマンエラーの防止策として定番ですが、行動を確実にマネジメントするためには、より丁寧な準備が必要になります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.80~p.81 )
【引用おわり】
エラーを発生しないようにするにはどうするか。問題となる行動の実態把握につとめ、問題の原因を突き止める必要がある。行動のあり方を修正するのである。エラーを避ける行動を見い出すようにするのだ。
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