X社とY社は互いに相反するマネジメントである。負の強化が中心のX社、正の強化が中心のY社だ。三社目のZ社はX社やY社と違うマネジメントである。そうした内容について、島宗リーダー本による第135回目の引用である。
【引用はじめ】
ノップニップの採掘に取り組む3つの企業では、それぞれ異なるマネジメントスタイルが採用されていました。X社では負の強化を使ったマネジメントが横行していました。命令や脅し、叱責が中心です。Y社ではX社のような脅しや叱責はほとんど見られませんでしたが、上司からの指示が多く、マニュアルが第一で、やるべきことをやるべきようにすることが求められました。Y社では主に正の強化によるマネジメントが採用されていたのです。
Z社では、仕事のやり方は社員に任せられていました。会社が求める成果が伝えられ、それを達成し、さらに成長する方法を社員が協力し、ときには競い合ってアイデアを出し合い、工夫していました。
上司からの指示やマニュアルは最小限で、むしろ社員から上司へ提案する行動や、マニュアルを改訂していく行動が強化されていました。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.73~p.74 )
【引用おわり】
X社、Y社、Z社ではそれぞれ異なるマネジメントである。X社は叱責などを回避するやり方、Y社は褒められるようにするやり方、Z社は仕事のやり方などを自ら工夫しょうとするやり方だ。Z社の社員たちは、叱責されなくても、決まりきったことだけするのでなく、成果を上げようと自発的に仕事に取り組んでいる。
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