2024年2月26日月曜日

島宗リーダー本154「シェイピングとは」

 新しいスキルの習得には、失敗がつきものである。失敗ばかり繰り返せば、それに取り組む意欲が減退するのは目に見えている。そうならないようにするのがシェイピングである。だんだんと新しいスキルができるように近づけていくやり方である。そうした内容について、島宗リーダー本による第154回目の引用である。

【引用はじめ】

 シェイピングは新しいスキルを教えるときに有効な指導法の一つです。シェイピングは未習得の行動などの失敗のリスクを回避し、効率よく、スピードをもって新しい行動を教える方法です。

 シェイピングとは、標的行動に近い行動に関して、徐々に難易度を高めていき、最終的に標的行動ができるようにしていく方法です。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.86~p.87 )

【引用おわり】

 新しいスキルの習得は、現状ではできない。そこで、現状でできるレベルのスキルから徐々にレベルを上げてゆくのである。段階を踏んで、易から難へと進めることで、今までできないと思われていたスキルも身につけることができるようになる。順調に進めないときには、前の段階に戻ってそれを確実にできるようにして、再び次の段階に挑むのである。 

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