シェイピングで課題を少しずつ難しくしても、ハードルを上げ過ぎてうまくいかないときもある。そうなったら、より小さくしたステップで再挑戦するのである。その課題が確実にできるまで練習するのだ。そうした内容について、島宗リーダー本による第157回目の引用である。
【引用はじめ】
シェイピングとは、標的行動に近い行動に関して、徐々に難易度を高めていき、最終的に標的行動ができるようにしていく方法です。
上司の中田さんは今までの課題を少しずつ難しくします。今度は、部下に5W1H型の質問をしてみます。もしかすると、何をどのように質問していいかわからなくなり、会話が止まってしまうかもしれません。もしそうなったら、それはハードルを上げ過ぎた証拠です。難易度を下げ、ステップをより小さくして再度挑戦します。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.88 )
【引用おわり】
シェイピングは、できそうな課題を設定して、それがしっかり定着したことを確認し、次の少し難易度の高い課題に移っていく。次の課題がうまくできないとなったら、それより難易度が低い課題を設定してやらせてみる。それが確実にできるようになったら、次の難易度の高い課題をやらせ、最終的な標的目標ができるように導くのである。「急がば回れ」で、問題を焦点化・細分化・段階化・系統化・計画化することによって、随伴性を変え解決を図るのである。
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