クリニックで採血検査の取り違いがあり、その解決策に取り組んだ。ダブルチェックをしてみたが、ミスは減らなかった。原因を掘り下げたら、記号の省略が統一されてなかったことがわかった。それでミスを減らすことができた。そうした内容について、島宗リーダー本による第146回目の引用である。
【引用はじめ】
● 解決策飛びつきの罠
「転記ミスを防ぎたい」⇒「ダブルチェックをすればいい」⇒「ミスを発見できた人を会議で褒める」=正の強化 しかし『原因が特定できていないため対策をしてもミスが減らない』
● 原因を推定して対策
「ミスの特定」省略の仕方が人によって異なる。類似している記号がある⇒「記号の省略の統一化」・「マニュアルの作成」⇒「転記と読み取りの練習をする」 その結果『間違いが減る・素早くできるようになる』正の強化
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.82 )
【引用おわり】
何がミスの原因か、その原因を推定することなしに、対策を打ってしまった結果、ミスを減らすことができなかった。ミスした原因について明らかにして、対策することが重要である。
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