2024年2月25日日曜日

島宗リーダー本153「難易度を徐々に上げていく方法」

 部下などにとって、身についてない未習得な行動をどのようにすれば習得させることができるか。部下が今できる行動からだんだんと習得すべき行動に近づけていくのである。そうした内容について、島宗リーダー本による第153回目の引用である。

【引用はじめ】

 シェイピングは未習得の行動などの失敗のリスクを回避し、効率よく、スピードをもって新しい行動を教える方法です。

 最終的に教えたい標的行動を教え始める前に、その部下がすでにできている、標的行動に近い行動を選んで強化します。難易度を下げ、できそうなことからやらせて、それができたら強化するのです。

 そしてそれが完全にできるようになったら少しだけ難易度を上げます。最終的に教えたい行動に近づけるのです。それができるようになったら、また難易度を上げます。

 このサイクルを繰り返せば、部下を試行錯誤の闇の中に突き落とすことなく、強化をふんだんに使いながら、期待する行動を教えることが可能になります。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.87 )

【引用おわり】

 今できる行動から徐々に未習得な行動へと近づける。そのことによって、未習得な行動を習得させるのである。できるだけ失敗しないで、未習得な行動が習得できるようにするのだ。ステップバイステップによって、徐々にその未習得な標的行動に近づけていくのである。中継的な行動ができたら即座に強化する必要がある。

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