組織を動かすマネジメントにおいて、部下の叱責を避けようとする行動、マニュアルどおりの行動などでは必ずしもうまくいっているとは言えない。部下が自発的・積極的に行動するようなマネジメントが必要だ。そうした内容について、島宗リーダー本による第137回目の引用である。
【引用はじめ】
自主性を伸ばし、イノベーションを増やそうとするなら、正の強化を中心にしたマネジメント手法が効果的ですが、それに加え、指示やマニュアル、これまでの慣習などの先行事象の比重はできるだけ下げ、後続事象の比重を上げることも肝心です。
イノベーションを強化する随伴性が会社の文化として根付くと、イノベーションそのもの(新しいアイデア、製品やサービス、改善、発見など)が好子として機能するようになります。
行動を継続させる随伴性を計画的に設計するというのはこういうことです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.75 )
【引用おわり】
部下が自発性を発揮して、組織に積極的に貢献する随伴性が必要である。それには、適切な行動に対しては、強化できる随伴性があればいい。改善することに積極的に取り組む姿勢には、リーダーによる強化も大事である。さらには、自らの改善行動そのものが強化ともなる。
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