新人にとって、どんな仕事をすればいいのか分からないことがある。新人でも、自主的に仕事をできるようにするやり方が必要である。自主性を重んずる標的行動に関する行動化や焦点化を図ることである。そうした内容について、島宗リーダー本による第139回目の引用である。
【引用はじめ】
目標に関する行動化や焦点化は結構難しい。例えば、「新人が机にじっと座って指示を待っている」と上司が嘆く例があります。死人は永久に指示を待ち続けますから、これでは死人テストをパスしません。「指示を待たない」でも不十分です。何をすべきかわからないからです。
「上司からの指示がなくても何か仕事をして欲しい」ということです。それでも、何をやってもいいわけでない。新人として、今できることを具体的に明確化することです。「何かお手伝いすることはありませんか」と上司にたずねるなどから始められるようにすることです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.76~p.77 )
【引用おわり】
自主的に仕事へ取り組む新人を育てる随伴性は、組織を活性化する上で重要である。始めはどうしても上司の指示がなければ行動できないことが多い。上司の指示がなくても、適切に仕事に取り組むよう、働きかけるのである。
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