上司が部下に対して新しいスキルを教えるには、どうすれば効率的に教えられるか。失敗など繰り返せば、弱化することになりそのスキルの習得が難しくなる。そうした内容について、島宗リーダー本による第152回目の引用である。
【引用はじめ】
あなたが期待している行動が部下にとって未習得なら、いくら辛抱強く待っていても実行されません。実行されなければ強化もできません。「とりあえずやってみろ!」と試行錯誤させると、間違った行動をして叱られたり、大きな失敗をしてしまったり、正しい行動と勘違いして学んでしまったりするというリスクが高くなりますし、なにしろ時間がかかります。
シェイピングはこうしたリスクを回避し、効率よく、スピードをもって新しい行動を教える方法です。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.87 )
【引用おわり】
新しいスキルの習得は、試行錯誤によるものだけでは不十分である。失敗を繰り返すことで、行動する意欲が低下しがちになる。また、間違いを習得してしまいそれが身につくことだってある。そうした問題をできるだけ避けるためにも、ステップバイステップで習得させる方法によるものがいい。それがシェイピングと呼ばれる方法である。
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