マニュアルどおりにやっていれば、それで良しとするY社はマネジメントとしては問題がない。上司からは言われた通りのことをやっていれば、時々褒められるし、部下にとって、解雇の不安もない。そうした内容について、島宗リーダー本による第132回目の引用である。
【引用はじめ】
ノップニップの採掘に取り組む3つの企業では、それぞれ異なるマネジメントスタイルが採用されていました。X社では負の強化を使ったマネジメントが横行していました。命令や脅し、叱責が中心です。
Y社ではX社のような脅しや叱責はほとんど見られませんでしたが、上司からの指示が多く、マニュアルが第一で、やるべきことをやるべきようにすることが求められました。
指示に従っていれば、マニュアルにそって仕事をしていれば、上司から褒められ、承認されます。そのように仕事をこなしていれば給与も毎年少しずつあがっていきますし、解雇されることもありません。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.73 )
【引用おわり】
指示どおり、マニュアルどおりの仕事を続ければ問題なく進められる。上司も安心だし、部下にとっても、不安なく仕事を行なえる。給与だって少しずつあげてもらって、解雇の心配だってないからだ。しかし、これで皆が満足できるものだろうか。マンネリに陥る可能性はないものだろうか。
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