行動分析学は、行動の原因を心や性格などで説明しない。
人間の内面に関する医学モデルを使わない。
それについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で175回目となる。
【引用はじめ】
行動分析学では、心や性格といった人間の内面で行動を説明しない。
しかし、多くの人々は、部下たちが会議で発見しないのは、「前向きな意識」が欠如している、「積極性」がないからだというように、部下の行動の問題を、意識や性格といった、医学モデル(行動の原因を心の中にあるとする行動観)で考えている。
その結果、「この連中に考えなどあるものか」と、問題の解決を投げ出している。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.28、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
人間の行動の説明に心や性格を使うと、結局うまい解決につながらない。
やる気がない、積極的でない、才能がないなどと「個人攻撃の罠」に陥りがち。
問題解決につながらない。
さらに、「やる気がない」から、成績が上がらない。
成績が上がらないのは、「やる気がない」からだ。
結局、循環論に陥ってしまう。堂々巡りになるのだ。
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