2020年6月25日木曜日

ダイアグラムを書く時の留意点

 行動の問題を分かりやすく分析するのにダイアグラム(図示)を使う。
 それについて、舞田本では次のように述べている。 
 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で188回目となる。

【引用はじめ】


 ダイアグラム(図示)を書く際は、左(直前)から順番にではなく、真ん中の「行動」から始める。
 「課員が定時に帰社する」または「課員が定時退社の準備をする」などと書き入れよう。
 行動を書き込む以上、動詞であること、しかも、動詞の原形で書くことを習慣づけたい。
 また、誰の行動を分析しているかを明らかにするために、主語もつけて書くとよい。

 (直前)       →(行動) 課員が定時退社の準備をする→(直後)

 
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.502008年、日本経済新聞出版社刊)
                     
【引用おわり】

 「直前→行動→直後」にどんなことがあったかを明確にする。
 これによって、どこにどのような問題かが見えてくる。
 「課員が定時退社の準備をする」と、「直後」に課長はどのような行動をしているかを明らかにするのだ。
 そして、「課員」の「行動」の「直前」には課長がどうしていたかを明らかにすることだ。
 そうすることで、ダイアグラムを完成させることになる。

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