前向きな発言があったら、すかさず笑顔が見える。笑顔は好子である。
反対に後ろ向きの発言をしたら、笑顔がなくなったらどうなるか。
それについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で184回目となる。
【引用はじめ】
好子出現の強化によって、前向きの発言が生まれる。
しかし、「そんなにうまくいくかなあ」という消極的な発言が飛び出したとたん、聞き手はそれまでの笑顔をさっと消した。
消極的な発言の直後に、「笑顔あり」から「笑顔なし」に状況が変化する。
つまり、消極的な発言に対しては、直前にあった好子(笑顔)を消失させたのである。
その結果、話し手の消極的な発言は抑制された。
直前から直後の状況の変化によって、行動が抑制されることを、専門用語で弱化という。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.35~p.36、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
前向きな発言があった直後に笑顔がある。
好子出現の強化である。
それが続けば、前向きな発言が増える。
逆に、後ろ向きな発言をした直後に笑顔が消える。好子が消失すれば、発言が減少する。
弱化とよぶ行動原理である。
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