グリーンスプーンの実験は、さりげないうなずきなどによって、発語が強化されることを明らかにした。
その後、言語条件づけが発展することになった。
それについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で183回目となる。
【引用はじめ】
グリーンスプーンの実験は、その後、言語条件づけと名づけられた一連の研究の端緒となった記念碑的な研究である。
話者の言語行動が、聞き手のうなずきや同意などの影響を受けて大きく変容するにもかかわらず、多くの場合、話者の行動の変化は本人の自覚なしに生ずる。
その後、一層自分の行動変化に気づきにくいように実験手法が改善され、さまざまな発語が好子出現で強化できることが明らかになった。
私たち人間は、自分のことはよくわかっていると思い込みがちだが、必ずしもそうではないのである。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.35、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
グリーンスプーンの実験によって、ヒトは自覚することなしに発語行動などが変化することがわかった。
発語などを強化する的確な好子の出現こそ重要なのである。
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