2020年6月7日日曜日

行動は、行動直後の結果によって制御される

 行動について、やる気や意欲など心の中に原因があると考えることには、「循環論」や「個人攻撃」といった弊害があった。
 それでは、行動の原理をどう考えるといいか。
 それについて、舞田本では次のように述べている。 
 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で171回目となる。

【引用はじめ】


 行動の原因はどのように考えればよいのか。
 「行動は、行動直後の結果によって制御される」ということだ。
 行動の原理では、行動の頻度に着目する。
 その行動が今後も繰り返されるか、それともしなくなってしまうかは、その行動をした直後に何が起こるかで決まってくる。 

 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.162008年、日本経済新聞出版社刊)

【引用おわり】

 行動の原因は、行動の直後の結果がどうなっているかで決まる。
 行動の直後の結果によって、その行動が増えるのか、減るのかが決まるのである。

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