2020年6月18日木曜日

好子(こうし)とは

 ミーティングなどで、参加者の発言が少ないので、発言の直後にうなずく。
 そうした行動を繰り返して発言行動を徐々に増やす。
 それについて、舞田本では次のように述べている。 
 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で181回目となる。

【引用はじめ】


 強化(行動の回数が増えること)の随伴性(行動と行動の直後の状況の変化)によって、社員の行動は驚くべき変化を遂げる。
 このときの直前直後の変化も重要だ。
 たとえば、「笑顔がない」から直後の「笑顔がある」、「うなずいていない」から「うなずく」などの変化である。
 こうした直前の「ない」から直後の「ある」への変化を「出現の変化」という。
 発言する前になかった笑顔やうなずきが、発言によって出現したのだ。
 行動の直後に出現して、行動を強化する刺激やできごとを、専門用語で好子(こうし)という。 
 
 
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.332008年、日本経済新聞出版社刊)

【引用おわり】

 うなずいて発言行動を増やす。
 うなずくことが発言行動を強化するのだ。
 発言した直後にうなずくと、相手の発言が増える。
 うなずくことは、「好子(こうし)」ということになる。

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