行動分析学の分析とは、原因を見つけることである。
行動の原因とは何か。
それについて、再び舞田本から見てみよう。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で168回目となる。
【引用はじめ】
行動分析学では、行動の原因を見つける。
それでは、部下が期待通りの仕事をしないとき、その原因はどこにあると考えるか?
やる気がない、能力が低い、意識が低い、向上心がない、意欲がない、スキル不足・・・・。
全部当てはまると思っておられるかもしれない。
しかし、行動上の問題をこのように説明することは、「医学モデル」と呼ばれている。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.14、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
行動についてどのように説明するか。
行動の問題を「あいつは意欲欠けているからだめだ」と言ってしまうことが多い。
だから、「もっとやる気出して、意欲を上げろ」となる。
「えっ」、それでうまくいったためしがない。
言葉や掛け声でなんとかできることでないのだ。
行動の原因を心に起因とする「医学モデル」に頼りすぎてきた。
行動分析学は別なところに原因を求める。
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