ある会社の社員たちはミーティングにおいて発言が少なくて困っている。
それに対して、リーダーが一策を講じた。
社員がちょっとした発言があれば、そのリーダーは肯定的なりアクションをするというのだ。
それについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で178回目となる。
【引用はじめ】
社員が発言した途端に、リーダーが必ずポジティブなリアクションを返す。
この発言直前の無表情から、発言直後の明るい笑顔とポジティブな変化―これがミーティングをがらりと変えた。
行動は、行動直後の状況の変化によって変わる。
専門用語では、行動随伴性と呼ぶ。
行動を医学モデル(行動の原因は心の中にあるとする行動観)ではなく、随伴性によって見る、これが行動分析学の行動観だ。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.31~p.32、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
行動を変えるには、行動の直後の状況の変化が大事である。
ミーティングにおいて、社員たちの発言を引き出したいとなれば、社員の発言に対して積極的にリアクションするようにする。
そうした繰り返しによって、活発なミーティングにすることができる。
行動の直後のリアクションこそ、行動の変化を起こすことができるのだ。
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