今まで以上に、より良い行動を促す方法としてフィードバックを行うことが大事である。
そのことを舞田本では、以下のように述べる。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で309回目となる。
【引用はじめ】
フィードバックというと、ふつう人事の世界では「期末の評価」のことをいう。仕事ぶりはどうだったか、貢献度はどれくらいだったかなどを、他者から評価してもらうのである。
一方、組織行動マネジメントでいうところのフィードバックは、人事考課のような過去の総括よりも、むしろ未来の成功のために行われる。
つまり次の行動を前回よりもうまくやるための先行刺激として使われる。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.242~p.243、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
ある時期にまとめて人事評価することが多い。そうしたやり方は、あまり効果のある方法とは言えない。
それよりも、一つひとつの仕事ぶりに対して良し悪しをフィードバックすることが効果的だ。