行動の直後に達成感が得られるといったことがあれば、その行動は強化される。それも行動の直後60秒以内の達成感である。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第30回目である。
【引用はじめ】
私たちが毎日仕事をしているのは、どういう心のメカニズムによっているのか。
「きょうは、これとこれをやる」と目標を定め、それをやる。そして、それができたら「おわった!」「できた!」達成感を感じる。
これが、仕事を生き生きとしている人の、心の動きである。この場合、目標達成の直後に達成感を感じるから、60秒ルールにかなっていると言える。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.44~p.45
【引用おわり】
行動の3つの原理、強化、消去、弱化が機能するためには、行動の直後60秒以内の状況がどうなるかで決まる。行動の原因を考えるには、行動の直後60秒以内がどのようになっているかを明らかにすることだ。
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