規則破りがあったら、その直後に叱らないとためだ。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第31回目である。
【引用はじめ】
弱化にも、60秒ルールは当てはまる。たとえば、規則を破るという行動を弱化しようと思ったら、破った直後に叱るのがよい。あとになって叱っても、行動を正す効果は低くなってしまう。
私たちは、規則破りを目にしたら、その場では叱りそびれ(結果的に黙認してしまい)、そのことをずっと気にしているうちに、あとになって、「あのときの、君のあの行動は、いけなかった」などと言ってはいないだろうか。
忘れた頃になって叱られても、本人としてはピンと来ない。だが、このやり方では本人の行動は改善されにくい。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.47
【引用おわり】
問題行動が生じたら、その直後に叱るなどの弱化が必要だ。それによって、問題行動を減らすのである。行動の直後60秒以内に叱ったりすることが大事である。
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