人の行動を制御する原理は、強化・消去・弱化の3つであった。行動の直後にどのようなタイミングでその原理を使えばよいか。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第29回目である。
【引用はじめ】
人の行動が強化されるか、消去されるか、弱化されるかは、行動の「直後」に何が起こるかで決まる。
直後とは、実証的研究の結果、行動後の60秒以内である。
だから、意識的に強化や弱化をしようとしたら、行動後の1分間でそれができるような工夫と努力をしなければならない。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.43~p.44
【引用おわり】
効果的に行動の原理を使わないと、うまく行動の制御はできない。行動の直後に行動の原理を使う必要がある。それが60秒以内ということになる。行動の直後60秒以内に強化・消去・弱化を使うと、行動の制御がうまくできるようになる。
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