行動のきっかけとなる刺激「言語的指示」「モデリング」「身体的促進」の3つがある。そのうち、「言語的指示」は多く使われるものである。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第41回目である。
【引用はじめ】
言語的指示とは、正しい行動を、言葉によって促進することである。「こうやってみなさい」という指示、「これをやれ」という命令、「こうしてみたら?」という提案である。
また、日常生活において「〇〇してくれませんか?」と依頼することも、やはりそうだ。言語的指示は、人間の世界では最も多く使われる行動のきっかけとなる刺激である。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.59
【引用おわり】
言語的指示が適切に使われれば、期待通りの行動ができるようになる。言語による指示、命令、提案などを適宜使い分ける必要がある。相手が理解できる言語内容であることを工夫することである。相手との間柄なども考慮しなければならない。親しい関係か、遠い関係か、上司と部下の関係かなどである。
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